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幼児期の生活は、ほとんどが「あそび」を基盤としていると言っても過言ではありません。「あそび」を通して成長発達が促されていくのです。
大事な点は、これらの「あそび」を近似年齢の子どもたちと継続的に展開し、大きなグループへと輪を広げ発展し、協調し、そしてルールを知り、協力しながら経験し、成長していくことです。
幼稚園では、教師が幼児個人の自由な自発活動を見守り、共感しつつ誘導し、集団活動へと関わりを深め、いろいろな体験を重ねつつ初めての社会生活を進めていきます。ここに幼稚園教育の本質があり、幼児期に欠かすことの出来ない大切な生活の場なのです。

「元気よく・伸び伸びと活動する」
自分らしさを発揮し、自らの意思で関わろうとし元気よく遊びこむ。
「仲良く・秩序を知って・楽しくする」
友だちと一緒に遊ぶ楽しさとともに、みんなで遊ぶ時にはルールがあることを知り、それを守ってする楽しさ、心地よさを知る。
「人を・物を・大切に想い・丁寧に接する」
友だちはもちろん、誰に対しても思いやりと優しさをもって接し、親切にする姿勢を持つ。また、玩具や自分で使う物なども大切に扱い、大事にする。
「集中して取り組み・根気よくがんばる」
遊びや活動など、じっくり取り組む姿勢と、少し困難なことやどんなことでも最後まで諦めないで、意欲をもってやろうとする姿勢をもつ。
「感じる心・考える姿勢をもつ」
いろいろな人間関係のなかから、他人の気持ちや思いに対する理解などを深め、共鳴する心が育つ。また、経験を通して「なぜ?」「なんだろう?」など興味、関心を持つことから探求したり考えたりする姿勢をもつ。

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